プロ野球・巨人の桑田真澄投手チーフコーチは1日、燦燦(さんさん)会に出席し、今季の投手陣の展望と期待の若手選手について語りました。

「安定した投手陣を作るには制球力が必要」として、春のキャンプでは「制球力向上に取り組んできた」という桑田コーチ。「まだまだ理想と現実には差がある」としつつも「選手たちの成長に期待していただきたい」と話しました。

また実戦での先発予定について、2日は19年のドラフト1位堀田賢慎投手、3日には20年のドラフト2位山崎伊織投手と明言。

堀田投手については「なんといっても魅力は角度のあるストレート。150キロ前後で投げる」

また山崎投手については「スライダーがすごくいい。菅野くんの次に評価してもいいくらい、いいスライダーを投げるピッチャー」と、両投手への期待を口にしました。

「ただ2人ともトミー・ジョン手術をして、今年が復帰一年目。球数と投球イニングは制限していきたい」と、具体的な起用イメージにも言及。

さらに「この2人がエースになるのは来年、再来年。それに向けて、大事にこの2人は育てていきたい」と慎重な育成方針であることを明かすと、開幕ローテーション入りを問う質問に「僕はそう考えている。近づいたら原監督に相談したい」と期待の大きさをうかがわせる回答を連発しました。