◇MLB マリナーズ9-7エンゼルス(日本時間5日、エンゼル・スタジアム)

エンゼルスの大谷翔平選手は日本時間5日、マリナーズ戦で9試合連続安打をマークするなど4打数1安打1四球の成績。チームは2試合連続救援陣が打たれ敗れました。

前日の試合では21試合目の投打二刀流で先発し、4回に中指の痙攣(けいれん)により緊急降板。調子は悪くなかったと話す通り、平均158.8キロ(98.7マイル)と7月の平均より約4キロ速いストレートを計測していました。

この日、取材に応じたネビン監督は「彼は自分であらゆる予防をしているが、体の痙攣は避けられない。つまり、治療法がない。水分補給は欠かさないし、休養もきちんと取っているし、できることはすべてやっている」と痙攣についての見解を話します。

また気になる次回登板については「今、彼は『1日休んだところでどうにもならない』と話している。昨夜の試合後、そして今日の報告もすべて同じだった。これから2、3日かけて判断する」と現状を明かしました。

7月にはマメの影響による緊急降板や両ふくらはぎの痙攣などが発生。そんな中でも出場を続ける大谷選手について指揮官は「毎日プレーしている選手なら誰でも起こることで、二刀流をこなす選手は彼しかいないので難しい部分もある」と説明。

大きな負担があることを理解した上で、「彼はこのリーグの誰よりも自分の体を大切にしており、彼は自分の体のことを誰よりもよく知っているし、途中交代するか、出場できるか、休養が必要か、など彼が話してくれるので信頼している。だから、毎日そういうコミュニケーションをとっている」と改めて絶大な信頼を口にしました。