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【阪神】伊藤将司の甲子園連勝ストップ 代打・川端慎吾に決勝打許す 6回には走塁ミスで勝ち越せず

2023年7月8日 21:53
プロ野球セ・リーグ ヤクルト3-2阪神(8日、甲子園球場)

阪神は先発・伊藤将司投手が粘りのピッチングを見せましたが、打線が1得点に抑えこまれ雨天中止を挟んで2連敗となりました。

伊藤投手は初回、2本のヒットなどで1アウト1、3塁のピンチを招くと、4番・村上宗隆選手にはレフトへの犠牲フライを打たれ先制点を与えてしまいます。それでも以降は6回までヒットわずか1本に抑える好投を見せ、打線の援護を待ちます。

すると6回裏、フォアボールとヒットでノーアウト1、2塁のチャンスを作り4番・大山悠輔選手。レフト線へのタイムリー2ベースで同点とします。

その後1アウト2、3塁となりミエセス選手の打球は犠牲フライに十分なセンターへの打球。3塁ランナー・ノイジー選手はタッチアップでホームへ、そして2塁ランナーの大山選手も3塁へスタートを切ります。これを見たセンター・並木秀尊選手は捕球後、3塁へ送球し大山選手をタッチアウトに。これがノイジー選手のホームインより先だったと判定され、勝ち越し点は認められませんでした。

思わぬ形で勝ち越しのチャンスを逸した阪神は直後の7回、伊藤投手が2アウトながら満塁のピンチ。この場面で打席には、代打打率.394の川端慎吾選手。この試合115球目のツーシームをはじき返されると、センター前に抜ける勝ち越し2点タイムリーに。伊藤投手はここで無念の降板となります。

反撃したい打線は9回。ヤクルトの守護神・田口麗斗投手を攻め立てノーアウト1、2塁のチャンスを作り代打・渡邉諒選手。しかし、変化球を引っかけショートゴロ併殺打で2アウト。続く代打・小野寺暖選手はライト前タイムリーを放ち1点を返しますが、反撃もここまで。最後は森下翔太選手が空振り三振に倒れ、2-3で惜しくも敗れました。

この結果、21年から続く伊藤投手の甲子園球場での連勝が「11」でストップ。なお2位DeNAも敗れたため、首位阪神とのゲーム差は「1.0」のままです。
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