MLBのロサンゼルス・ドジャースは日本時間12日、デーブ・ロバーツ監督と新たに4シーズン、2029年まで契約を延長したと発表しました。

ロバーツ監督は09年に現役引退したのち、パドレスのコーチなどを経て16年にドジャースの監督に就任しました。

就任9年間でメジャーリーグ史上最高勝率.627(851勝507敗)をマークしています。22年にはレギュラーシーズンで111勝をあげて球団新記録を樹立すると、昨シーズンは新たに加入した大谷翔平選手や山本由伸投手らを率い、4シーズンぶりにワールドシリーズを制覇。わずか2人しかいなかった、ワールドシリーズの複数回優勝経験の現役監督の仲間入りを果たしました。

発表を受け、ロバーツ監督は「ドジャースでこの素晴らしい旅を続けられることに興奮し、感謝している」と喜びの声を語りました。またアンドリュー・フリードマン球団社長は「デーブ(ロバーツ監督)との長きにわたるパートナーシップの継続に、これ以上の喜びはない。デーブのリーダーシップはフィールド上でもクラブハウス内でも周囲を高め、選手たちが最高のパフォーマンスを発揮できるようにしてくれる」とコメントしています。

今シーズンで節目の就任10年目。大谷選手の二刀流復活や佐々木朗希投手の開幕シリーズ登板を慎重に進めるなど、選手のコンディションを最優先に考え信頼関係を築くロバーツ監督が、さらなる長期政権を築きます。