それは、プロ野球巨人のマスコット『ジャビットのポーチ』。この中にはゴルフのティーが入れられているそうです。このポーチを持ちながら朝の練習を行っていた中島選手。パッティング練習から始め、ドライビングなど入念な打撃練習に臨んでいました。

大会2日目、2番でいきなりバーディーを奪うと5～6番で連続、9番もバーディーとし、前半だけで4つスコアを伸ばして賞金王の実力を見せつけます。後半の10番で今大会初のボギーをたたきますが、ロングホールの17番でこの日5つめのバーディーを奪い、2日目は-4のトータル-11で単独首位をキープしました。

ホールアウト後、中島選手は「前半からいいゴルフができて、後半伸び悩んだんですけど、まとめることができた」と振り返り、完全優勝でのメジャー制覇にも期待が寄せられることについては「このコースは本当に難しいですし、最後まで気が抜けないと思うので、自分との戦いに勝って、試合にも勝てればいいなと思います」と、気を引き締め直しました。

そして、気になる「ジャビットのポーチ」について聞いてみると、「巨人の大ファンです。好きな選手は菅野智之投手です。（ジャビットのポーチは）自分で買いました」とコメント。「東京ドームには年に2～3回見にいきますし、スコア速報もチェックします。巨人主催の試合ならHuluで見ています」と、大のG党であることも教えてくれました。

そんな中島選手は、石川遼選手、松山英樹選手に次ぐ若さで賞金王となった日本ゴルフ界期待のニュースター。ゴルフの聖地と呼ばれる東京よみうりカントリークラブは、奇しくも大ファン巨人の練習場ジャイアンツ球場と同じ東京都稲城市ですぐ近くの距離。「（この場所で戦えることに）巨人ファンなので頑張ります」と、若き賞金王が巨人愛で、初の国内メジャー制覇、そして大会最年少優勝へ臨みます。