今年3月に開催される野球世界一を決めるWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)。侍ジャパンを率いる栗山英樹監督は11日、MLB(メジャーリーグ)、セントルイス・カージナルスでプレーするラーズ・ヌートバー選手(25)が日本代表に内定したことを明かしました。

アメリカ・カリフォルニア出身ながら、日本人の母を持つヌートバ―選手。昨季は外野手として108試合に出場し、打率.228、本塁打14、40打点をマーク。

栗山監督は「『参加してくれるなら、日本の野球界の歴史で大きな一歩、大きな意味がある』と伝えた。本人もすごく喜んでくれていた」と、ヌートバ―選手も快諾したとのことです。

ヌートバ―選手本人とオンラインで話し合いをしていったと話す栗山監督。「(声をかけた理由は)もちろん勝つことが一番だが、加えて野球というスポーツの力で、今の閉塞感のある世の中に対して我々ができること、そして世界がグローバル化に近づいていく中で、みんなが手を取り合って仲良くできるような状況のために、こうやって集まって野球をやることに意味があると思いました」とヌートバ―選手加入について思いを語っています。