プロバスケットボールチーム「福井ブローウィンズ」の昨シーズンの経済波及効果は28億円 県外からの集客に注力
28億円。これはプロバスケットボールチーム「福井ブローウィンズ」の昨シーズンの経済波及効果の試算です。チームでは県外からの集客に力を入れ、さらに大きな経済効果を目指します。
福井ブローウィンズは30日、昨シーズンB3で戦ったチームの経済波及効果は28億円と発表しました。
これは会場内のグッズやチケット収入などを参考に試算したものです。
デビューシーズンの動員数としては、歴代トップの6万9673人で、湯本代表はこの要因として、ダンサーズのパフォーマンスや、試合の合間の演出などで、これまでの福井にはなかったエンターテインメントを提供できたことを挙げています。
チームを支援するパートナー企業も経済波及効果に期待を寄せています。
■パートナー企業 福井コンピュータ佐藤浩一CEO
「こういったコンテンツは確実に成果がある 周辺効果はロケーションや動線の問題があると思うので、それが地元企業やこれからの自治体の取り組み方かなと思う」
一方で、パートナー企業は189社に留まっていて、B2リーグで同じく地方が拠点の山形や福島のチームに600社の支援が集まっていることから、さらなる拡大を目指します。
また昨シーズンの来場者は県内が9割を占めていて、今シーズンから地元飲食店との連携を強化するなどして、県外からの来場者を増やし、新たな観光コンテンツとして育てたいと意気込んでいます。
経済波及効果28億円ということですが、福井の中心部で開かれ2日間で2万7000人を動員したワンパークフェスが13億円。1万3000人が走ったふくい桜マラソンが15億円ということです。
県外客が増えますと、さらなる伸びしろが期待できそうです。
さて「最速のB1昇格」を目指す中、昇格の条件には売上も入っています。
昨シーズンの売り上げはおよそ4億円で、トップリーグに昇格するには12億円の売り上げが必要です。
ブロ―ウィンズの活躍は福井のスポーツ文化の発展に加え新たな集客コンテンツとしても期待です。