プロ野球・巨人は11日、球団公式動画配信サービスのGIANTS TVで、桑田真澄投手チーフコーチの特集動画を公開しました。

指導におけるこだわりとして「僕は1年でも長く、話をするだけじゃなくて、やって教える指導法を続けていきたいなと思ってる。やっぱり自分がやらなくなると大変さ、難しさが分からなくなる。コツとか感覚とかイメージとかは、自分がやっているうちはすごく鮮明に、正確に伝えることができると思うので、54歳だけど、できるだけ自分も体を動かしながら選手たちに指導していきたいと思っています」と語った桑田コーチ。

その証拠に、動画では軽快な動きで捕球する姿や、山崎伊織投手、戸田懐生投手とキャッチボールをする様子も。この理由について、「ストレートでもカット系、シュート系のストレートだとか、そういうことも分かっておくと試合中の修正方法もアドバイスできるので、実際に受ける」と明かしました。

「カーブとかを見せてあげる。今日は戸田くんとキャッチボールをしたんですけど、もう一つカーブを磨き切れていないと思うので、さりげなくカーブを4、5球投げました。『あ、こんな軌道なんだ』というのを見せるだけでも、無意識のうちに『カーブこんな軌道で投げられるんだ、俺のカーブはどうかな』って、思ってくれると思いますよ」

2008年の投手引退から今年で14年。54歳を迎えた桑田コーチは若さの秘けつについて「アスリートだったからこそ、引退した後も元気じゃないと駄目じゃないですか。アスリートでよく『現役時代にやったからもう今は駄目だ』って言うのは僕はおかしいと思う。1年でも長く元気でいたいと思っています」と、若さの秘けつは意識の持ちようにあると語りました。