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プロ注目のエースを中心に県内の私立高校初の甲子園出場目指す 生光学園野球部【徳島】

2024年7月12日 18:45
プロ注目のエースを中心に県内の私立高校初の甲子園出場目指す 生光学園野球部【徳島】
いよいよ明日7月13日、夏の全国高校野球選手権徳島大会が開幕します。

シリーズでお伝えしてきた大会の注目校紹介、最終回となる7月12日は、生光学園です。

プロも注目するエースを中心に、徳島県では初となる私立高校の甲子園出場を目指します。



(生光学園 川勝空人主将(3年))
「(Q.自信のある球は?)真っ直ぐです。バランスだったり、体重移動を意識して投げてます」

エースでキャプテンの川勝空人投手。

身長181cm、体重84kg、MAX153km/hの直球を軸に、カーブ、スライダーを織り交ぜ、打者を打ち取ります。

プロのスカウトも注目している本格派右腕です。

(生光学園 幸島博之監督
「絶対的なチームの大黒柱でしょうし、2023年の夏の大会も経験して、本人なりに悔しい思いもして、いろんな点に注目されて今があるので、高校野球の集大成として持ってる力を大会で発揮してくれれば、十分相手をねじ伏せていけるようなピッチングができるんじゃないかなと思っているので、それを期待している」

2023年の夏もエースとして活躍した川勝投手。

このとき、チームは惜しくも準決勝で敗れました。

その悔しさをバネに、日々の練習に取り組んできました。

(生光学園 川勝空人主将(3年))
「変化球でもストライクが取れたり、変化球で三振が取れたりしたところは、成長したかなと思います」

さらに、2024年の投手陣では同じ3年生の大山健志投手も成長。

春の県大会では全試合先発登板し、チームをベスト4に導きました。

直球と、多彩な変化球のコンビネーションが持ち味です。

エースの川勝投手とこの大山投手の2枚看板で大会に挑みます。

打線の軸となるのも、クリーンナップを務める川勝選手です。

さらに、2023年からレギュラーを務める豊川輝来選手をはじめ、足のある選手が塁に出て得点につなげます。

強力な投手陣を支えるため、守備練習にも力を入れてきました。

(生光学園 幸島博之監督)
「大きな守備の乱れさえ無ければ、そんなにたくさん点を取られるようなピッチャー陣ではないというふうに自信を持っているので、なんとか、3、4点取りたい」

毎年、優勝候補に挙げられながら、目標に届いていない生光学園。

「今年こそは」という思いはほかのチームに負けていません。

(生光学園 幸島博之監督)
「創部44年目でまだ一度も甲子園行けてないですし、徳島県は私学が全国で唯一、甲子園行けてないっていう、そういうところもあるので、何とか悲願を達成したい」

投手陣を引っ張るキャッチャーの片山諄一選手には、この夏にかける想いがあります。

(生光学園 片山諄一選手)
「野球、高校で終わる子もいると思うので、最後の集大成というか、僕らの代でしっかり甲子園を決めて、歴史を変えたい」

県内の私立高校としては初となる甲子園出場を目指す生光学園。

大舞台に向けての熱い戦いがもうすぐはじまります。

生光学園の初戦は7月13日、大会1日目の第1試合で川島高校と対戦します。
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