10月21日、大相撲の秋巡業が徳島県那賀町で行われました。

大相撲秋巡業「那賀場所」は、那賀町の「とくぎんトモニアリーナ那賀」のオープニングイベントの一環で、徳島県内での巡業は2023年の徳島市の「アスティとくしま」に続き、2年連続です。

会場では、地元の住民や相撲ファンが長い列を作っていました。

（来場者）
「相撲の大ファンだから、おばあさんに是非見せてあげたいと」
「（Q.地元で見られるのは?）嬉しいです、冥土の土産です」
「『豊昇龍』とか『宇良』に会いたい」
「テレビで見てるけど、実物を見ようと思ってきました。本物を」

土俵上では公開稽古が行われ、大関「琴櫻」や「豊昇龍」といった人気力士が登場すると、会場から歓声があがっていました。

（外谷光アナウンサー）
「土俵に上がったのは大関の『豊昇龍』、この徳島の地で大関陣が稽古に励みます」

公開稽古の後は、徳島県内の相撲クラブなどに所属する子どもたちが力士に胸を借りて稽古を行いました。

（外谷光アナウンサー）
「会場からは大きな大きな応援の拍手」

また、相撲の禁じ手などを面白おかしく紹介する「初切」も披露されました。

（翔猿関）
「たくさんのお客さんが入っていて、とても力が出ます」

取組では残念ながら新大関の「大の里」が欠場したものの、人気力士の「翔猿」が登場すると、会場はおおいに盛り上がりました。

結びの一番は「琴櫻」と「豊昇龍」の大関対決です。

（来場者）
「人生で一番幸せです。本場所とは違って、リラックスした笑顔のシーンが見られたり」
「よかった、素晴らしいです」

この日は、徳島県内外から駆け付けた約1800人の相撲ファンらが、普段会えない力士との交流を楽しんでいるようでした。