【楽天】石井監督の後任「内部昇格も含めて、2軍との風通しを重視」<楽天・森井社長>
今シーズン限りでの退任が発表されたプロ野球・楽天の石井一久監督が球団事務所で取材に応じた。
退任理由について「チームのビジョンを明確にできなかった」とコメント。「結果が全てで、ファンの前で優勝を見せられなかったことに責任がある」と述べた。GM兼任を解き、監督選任で臨んだ3年契約最終年の今シーズン。クライマックスシリーズ進出を最後まで争うものの4位という結果に終わり、退任の意思を固めた。
監督として印象に残っていることの1つに、今シーズン最終戦での満員のファンの声援をあげた。勝利できなかった悔しさをにじませた。
また、今後については球団で「取締役シニアディレクター」に就任することが発表されている石井監督。「ここで終わるのではなく、球団に残り取締役シニアディレクターとしてサポートしたい」と力強く話した。今後はチーム全体を広く見て社長にアドバイスを行い、若手選手の育成など話し合っていくという。
最後にファンに向けて、「監督としてはチームが躍動している姿を見せれず優勝できなかったが、来シーズンは東北に歓喜をもってこられるよう、違う立場からしっかりサポートしたい、新しいチームとして生まれ変わる姿を見てほしい」と語った。
また12日夕方、森井社長がオンライン取材に応じ、後任監督の人選については「来週から秋季練習も始まるから今週が勝負。整った所で皆様に案内したい」とコメント。監督に求める事を尋ねられると「個人的には外部からすごい監督が来て新しい色で、という事ではなく、内部昇格も含めて若い選手をチームの顔として育てることが出来る、2軍との風通しの良さを重視している」と述べた。