24日、プロ野球ドラフト会議で楽天から指名された8人の選手の入団発表が行われた。

午前10時、仙台市内で行われた新入団選手発表会見。来シーズンから楽天イーグルスの一員として戦う8人が勢ぞろいした。

ドラフト1位は、大学日本代表にも選ばれる即戦力投手！桐蔭横浜大学・古謝樹(こじゃ・たつき)投手(22)。背番号は、大学時代も背負っていた馴染みのある「17」に決まった。

〈ドラフト1位・古謝樹投手【17】〉
「1年目から結果をしっかり出して、やってやるぞという気持ちが芽生えた。偉大な楽天イーグルスの先輩方の記録を超せるように、しっかり練習を頑張りたいと思います」

ドラフト2位、滝川第二高校の坂井陽翔(さかい・はると)投手(18)は、大きな目標を掲げる。

〈ドラフト2位・坂井陽翔投手【53】〉
「自分は田中将大投手を目標にしていて、楽天イーグルスを日本一に導けるような選手になりたいのが一つの理由です」

ドラフト3位、東海大菅生高校の日當直喜(ひなた・なおき)投手(18)。小耳症により左耳がほとんど聞こえませんが、得意の変化球を武器にプロの世界で戦う。

〈ドラフト3位・日當直喜投手【54】〉
「絶対的な自信があるフォークがあるので、自分の持ってる力を最大限出せるようにチームに貢献したいと思います。フォークが武器なので、“大魔神の日當”といわれたい」

アメリカ人の父と日本人の母を持つドラフト4位、日本ウェルネス沖縄のワォーターズ璃海ジュミル内野手(18)。ファンから何と呼ばれたいか聞かれると…

〈ドラフト4位・ワォーターズ璃海ジュミル内野手【60】〉
「璃海(りかい)って呼ばれたいです。璃海のほうが呼びやすくていいかなと思いました。自己アピールはスピードです。スピードでチームに貢献できるように頑張ります。」

抜群のコントロールをもつドラフト5位、大阪産業大の松田啄磨(まつだ・たくま)投手(21)が目指す選手像は…

〈ドラフト5位・松田啄磨投手【61】〉
「自分は記録よりもみなさんの記憶に残る選手になりたい」

ドラフト6位、青山学院大学の中島大輔(なかしま・だいすけ)外野手(22)。50メートル5秒9の俊足が武器だ。

〈ドラフト6位・中島大輔外野手【32】〉
「走攻守どの面においても、積極的に足を使ったプレーをしていきたい。」

そしてドラフト7位、地元宮城県の日本ウェルネス宮城、大内誠弥(おおうち・せいや)投手(17)。東松島市出身の大内投手は、憧れの球団のユニフォームに袖を通した。

〈ドラフト7位・大内誠弥投手【67】〉
「小さいころからテレビで見てたチームなのでそこのチームのユニフォームを着てみて、すごく特別な気持ちがあります。ファンのみなさんに愛されるような選手を一番の目標にしているので、そこを一番に頑張りたい」

右の長距離打者として期待されるドラフト8位、氷見高校の青野拓海（あおの たくみ）内野手。憧れの選手は・・・

〈ドラフト8位・青野拓海内野手【68】〉
「自分の憧れの選手は浅村選手です。広角にホームランが打てて、長打力が魅力的なので、自分もホームランが広角に打てるようにしたい」

楽天の未来を担う8人の選手が、それぞれ飛躍を誓い、プロとしての新たな一歩を踏み出した。

今江監督は新入団選手について、「みんなしっかりしてて明確なビジョンがある。少し真面目な印象があるのでこれからプロの世界で、個性を出してやってほしい、ファンに愛される選手になってほしい」と会見で話した。