ドラフト指名「夢みたい」県関係者は3人 愛媛MP・矢野選手、家族も祝福
きのう行われたプロ野球ドラフト会議で、愛媛マンダリンパイレーツの矢野泰二郎選手や聖カタリナ学園高校の有馬惠叶投手など、愛媛県関係者3人が指名を受け喜びを爆発させました。
ヤクルトから5位指名
愛媛マンダリンパイレーツ 矢野泰二郎捕手:
「自分の持ち味が2塁送球だと思っているので、まず守備面で勝てるキャッチャーというかスキのない野球ができるキャッチャーになりたい」
ヤクルトから育成枠2位指名
愛媛マンダリンパイレーツ 廣澤優投手:
「自信のあるところは長身から投げ下ろす強い速球と、空振りがとれる変化球だと思っているのでそれを磨いて、支配下登録セットアッパーとして勝ちパターンで投げられたらいいと思います」
中日ドラゴンズから6位指名
聖カタリナ学園高校 有馬惠叶投手:
「まずはケガをしない体を一から見直して勝てる投手を目標にしたい」
きのう愛媛マンダリンパイレーツはおよそ50人のファンや球団関係者らがドラフト会議の様子を見守りました。
矢野選手がヤクルトから指名を受けた瞬間、たくさんの拍手が起こる中、喜びを噛みしめている家族がいました。
矢野選手の父・正和さん:
「本当に夢みたいな瞬間でした。今まで支えてくれた人のおかげだと思います」
母・美穂さん:
「興奮もしていますし、夢みたいで自分の息子じゃないような気持でいます。これからが大変だと思うんですけど、皆さんに愛される選手になってもらいたいと思います」
矢野選手の兄・巧一郎さんは、済美高校時代強豪の石川星稜を相手に逆転サヨナラ満塁ホームランを放つなど、夏の甲子園ベスト4に貢献した名選手でした。
兄・巧一郎さん:
「ほんとに整理が出来ていないというか、言葉が出てこないぐらい嬉しくて皆さんに感謝しかない。いい選手になって欲しい」
矢野選手のプロ入りは野球を愛する家族の悲願でもありました。
父・正和さん:
「本当に正直大変な時もありました。葛藤することもありました。それを乗り越えてここに立ったので精一杯やってもらいたいと思います」
Q今日の矢野家のごはんは?
「何も食べなくても大丈夫です。おなかいっぱいです」
4年間野球と真摯に向き合い、勝ち取ったプロからの指名。
矢野選手は記者会見後、真っ先にこれまで支えてくれた家族のもとに向かい花束を贈りました。
矢野選手:
「NPBに行って活躍することが一番の目標なので、その姿をお父さんお母さんに見せられるようにこれからも頑張ります」
会場では早速ファンに囲まれるシーンもありました。
ファン:
「ヤクルトにキャッチャーがいないので、矢野君に入ってもらいたいと思っていました。正捕手を狙ってもらいたいです」
明るく、素直で、元気。ファンからも愛されるキャラクターを持つ矢野泰二郎選手。夢の舞台での大活躍に期待です。