アルビレックス新潟 J1残留をかけた運命の一戦 鬼門・浦和戦をくわしく 《新潟》
明治安田J1リーグ、17位のアルビレックス新潟は8日、アウェーで浦和と対戦、引き分けましたが、自力でJ1残留を決めました。
前節のホーム最終戦で敗れ、J1残留を決められなかったアルビレックス新潟。残留のかかった決戦の地・埼玉に新潟のサポーターも多く駆けつけました。
〈新潟サポーター〉
「絶対残留でもう残れれば何でもいいです」
「きょうは(J1に)残ってもらうために来ました」
「どんな形になってもいいので残留とにかく決めてほしいなと 思っています」
「今までやってきたことをしっかり全部出し切ってそれで残留決めてください。お願いします」
引き分け以上で「自力での残留」、そして敗れると「他会場の結果次第で降格の可能性」がある今節。
新潟サポーターを含め5万人を超える観客が見守るなかキックオフを迎えました。
試合は前半4分、中盤でパスをつないで秋山が右サイドに展開するとサイドバック藤原がクロスを上げて太田へ!
スピードのある攻撃でチャンスを演出します。
しかし前半7分、浦和のフリーキックのピンチ。相手キッカーが直接狙ってきますが…小島!
ゴールを割らせません。
前半16分にも浦和の猛攻を受けますが最後は藤原がブロック!
体を張った守備で失点を許しません。
0対0で試合を折り返すと…
エンドが変わった後半、先に仕掛けたのは新潟。ゴール前でパスをつなぐと藤原のクロス!
さらにその1分後には左サイドから谷口!チーム得点王・谷口が相手のパスミスを見逃さず積極的に打っていきます。
後半9分、浦和に攻め込まれますがキーパー小島の飛び出し!そしてキャプテン堀米!身体を張ってしのぎます。
残留を勝利で飾ろうと得点を狙う新潟。宮本のクロスにゴール前の長倉!途中出場の長倉がヘディングで狙っていきますが惜しくもクロスバー。
後半アディショナルタイムには早川、長谷川とつないで宮本のシュート!
チーム一丸となって勝利を目指します。
試合終了間際には長谷川のクロスに長倉!小見!ゴール前に2人が飛び込んでいきます。
そして…
得点こそ奪えなかったものの、鬼門・浦和戦で失点0で引き分けた新潟。最終節で貴重な勝ち点1を積み上げ自力でJ1残留を決めました。
〈アルビレックス新潟 松橋力蔵監督〉
「今シーズンは天国も見かけたけれど地獄も見かけたと本当に上下動の激しいシーズンだった。最後はこういう形で自分たちで(残留を)手繰り寄せたということはしっかり受け止めようと」
〈アルビレックス新潟 小野裕二選手〉
「本当にJ1に残れたということが新潟に関わるすべての人がそれを望んでいたと思うので本当に達成できてよかったなと思います」
〈アルビレックス新潟 小島亨介選手〉
「残留をきょう決められたことも サポーターの力あってこそだと 思ってます」
〈アルビレックス新潟 堀米悠斗選手〉
「今シーズンいい景色とそうじゃないものどっちも味あわせてしまったので来年はやっぱりもっと応援していて楽しくなるような、改めて上を目指すチームになるためにしっかりしたオフを過ごしたいなと思います」