“J1残留”は最終節へ持ち越し ホーム最終戦で黒星 堅守・ガンバ大阪相手にチャンス仕留められず アルビレックス新潟
明治安田J1リーグ。アルビレックス新潟は11月30日のホーム最終戦で勝ち点を積み上げられず、J1残留を決めることはできませんでした。
冷たい雨の降る中、迎えた今シーズンのホーム最終戦。
引き分け以上で残留が決まる新潟はリーグ2位の失点の少なさを誇るガンバ大阪と対戦しました。
試合は前半1分、左サイドの長谷川元希から裏に抜け出した小野裕二!いきなりチャンスを作りますが、これはオフサイドの判定に。
前半16分には逆に相手に抜け出されたところを守護神・小島がナイスセーブ!得点を許しません。
しかし、その2分後でした。左サイドを突破されクロスから失点。ついに均衡が破れます。
追いつきたい新潟は前半21分、長谷川元希が深い位置に切り込み再び小野!しかしここでも仕留めることができません。
前半終了間際のコーナーキックではヘディングですらしてまたもや小野!クリアされたボールに逆サイドの小見!
波状攻撃を仕掛けますが相手キーパー・一森に阻まれます。
エンドが変わった後半11分にはセンターバックの稲村から長谷川元希への縦パスが通ると後ろから走り込んだ小見!
しかし相手DFの対応でシュートまで持っていくことができません。
後半41分にはサイドバック橋本からスペースに走り込んだ長倉!途中出場の長倉が直接狙っていきましたがポストに嫌われゴールならず…
新潟は最後までガンバ大阪の堅い守りを崩し切ることができず、ホーム最終戦で黒星を喫しました。今節18位の磐田が勝利したため、J1残留は今季最終戦の結果に委ねられることとなりました。
〈アルビレックス新潟 松橋力蔵監督〉
「今シーズン「てっぺん」を目指すと皆さんにお話させていただきましたが、残念なことに今の現状は真逆を走っているような状態になってしまっています。本当に申し訳ありません。あともう1つの大事な試合を必ず勝ち点3を取って必ずJ1残留を成し遂げたいと思っています。もう1試合、我々に力を貸してください。よろしくお願いいたします。よろしくお願いいたします」
そして今季をもってチームを離れる選手からのメッセージも…
〈3年間在籍 トーマス デン選手〉
「あなたたちがまたサッカーへの愛を取り戻させてくれました。3年間ありがとうございました。どこへ行っても(新潟の)思い出は忘れません」
〈4年間在籍 鈴木孝司選手〉
「(4年間)色々な方々に支えられてプレーできたと思います。あと残り1試合、チーム全員で死ぬ気で頑張ります」
〈5年間在籍 島田譲選手〉
「昇格を決めた瞬間のピッチから眺めるスタンドの景色や僕の一生の宝物になるような景色をここで得ることができました。アルビレックス新潟で戦った5年間は僕の誇りです。本当に5年間ありがとうございました」
最新の順位表です。アルビは勝ち点を積み上げることができず17位に後退です。また18位の磐田は今節勝利し、アルビとの勝ち点差を3まで縮めてきました。
今シーズン最終戦は12月8日、残留をかけてアウェーで浦和レッズと対戦します。