トリニータ ホームで水戸とスコアレスドロー 実証実験の特別席で観戦したサポーターは「芝の香り感じた」

9日、大分トリニータのホーム戦では臨場感あふれるゴール裏に特別席を設ける実証実験が行われました。
試合結果と合わせ、この取り組みについてお伝えします。
開幕戦以来の勝利を目指すトリニータ。16年ぶりに復帰した清武が今シーズン初スタメンで出場しました。
この注目のホーム戦、新たな試みが行われました。
◆TOS梅田雄一郎記者
「こちら、ドームのホーム側ですが、きょうの試合はゴール裏に特別席が設けられました。選手との距離が近く、迫力の試合が楽しめそうです」
ゴール裏に設けられたのは100席の特別席。
これはトリニータの運営会社の筆頭株主で東京の貸し会議室大手TKPが大分市中心部で進めようとしているサッカー専用スタジアム構想に関連した実証実験です。
◆TKP 河野貴輝社長
「自分がキーパーになったつもりで見てもらって、応援してほしいと思うし、これでもしよければ、専用スタジアムを作るのに賛成してもらえればと思う」
さて、試合はお互いに決め手を欠く展開が続きます。
しかし、前半42分、ピンチが!
相手にシュートを放たれますが、ここで守護神・濱田がスーパーセーブを見せます。
後半、特別席のサポーターの前でゴールを決めたいトリニータでしたが、最後までゴールネットを揺らすことはできず、結局、試合はスコアレスドローに終わりました。
ただ、臨場感あふれる席にサポーターの反応は上々でした。
◆サポーターは
「選手の生の声とかしっかり近くで見ることができて、楽しめている」
「入ってすぐに芝の香りをちょっと感じたところがすごいなと思う」
片野坂監督も特別席について絶賛していました、
◆片野坂監督
「素晴らしいことだと思う。選手の声とか、選手がどういうふうにゲームに入っているかとか、近ければ近いほどよく聞こえると思う」
実証実験を行ったTKPは参加したサポータからアンケートを取り、サッカー専用スタジアム構想の参考にしていくということです。
大分トリニータは次節は3月16日、アウェーでレノファ山口FCと対戦します。