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国スポ3日目 県勢は2つの競技で5つの入賞 女子クロスカントリー界のレジェンドも登場

2024年2月23日 17:59
国スポ3日目 県勢は2つの競技で5つの入賞 女子クロスカントリー界のレジェンドも登場
レジェンド 青木選手

「やまがた雪未来国スポ」は3日目の23日、県勢は2つの競技で5つの入賞を果たしました。女子クロスカントリー界のレジェンドと呼ばれる57歳の青木富美子選手も登場しました。

上山市で行われているクロスカントリー競技。高校生までが出場する少年女子には、尾花沢市立福原中学校3年の大場明咲選手が出場しました。


勢いよく飛び出した大場選手。

「あさき頑張れ」

全国レベルの高校生が揃う中、中学生の大場選手が3位に入りました。

大場明咲選手「自分の努力してきた結果が出て安心。ほっとしている」

そして、24歳以上の「成年女子B」には、これまでオリンピックに3度出場した真室川町の青木富美子選手(57)が登場。

「レジェンドです」

青木富美子選手「調子に乗ってトップスピードで入ると後半持たないので抑えて抑えて」

豊富な経験を生かし、冷静なレース運びを見せた青木選手。7位に入賞し健在ぶりを示しました。

青木選手「無事ゴールで着て良かった懐かしい人たちが応援に来てくれて滑っていてすごく声援が聞こえてうれしかった楽しいレースだった」

去年の国スポは9位で入賞に届かなかった青木選手。先にレースを終えていた大場選手の活躍が力になったといいます。

青木選手「若手も育っているので私は一年一年やれる限りはやっていきたいと思うがこればっかりは分からないので、一年一年頑張っていきます」

青木選手と大場選手は24日のリレーにエントリー。豊富な経験と若い勢いで入賞を狙います。

一方、こちらはジャイアントスラローム会場の最上町の赤倉温泉スキー場です。会場では、全国から訪れた選手らをおもてなししようと「ふるまいブース」が設けられていました。メニューは日替わりで、23日は雑煮と甘酒がふるまわれます。雑煮を作るのは、町内の農家レストランの人たちです。

たらふく工房の満沢菅安子さん「寒いからね雑煮を待ち望んでいる人が多いと思います。大変だと思う、10時になったら列ができるんじゃないかななんて みんなでしゃべっている」

大鍋に100人分の雑煮を用意しました。食材には最上町産の「ヒメノモチ」や野菜がふんだんに使われています。提供開始の午前10時になると雑煮を求めて長蛇の列が出来ていました。

「はい、どうぞありがとうございます」

岩手から「モチがモチモチしておいしい。寒いですね。あったまります」

沖縄から「めっちゃおいしい。寒い中であったかいものを(食べて)おいしい。(雑煮は)なかなか沖縄では食べられないです。沖縄の文化には雑煮ないので」

用意していた100食は約30分でなくなりました。

たらふく工房の満沢菅安子さん「うれしいです何より全国の人たちから集まって食べてもらってありがとうございました」

地元の”あたたかい”おもてなしに会場には笑顔が広がっていました。

県勢で23日に入賞したのは、ご覧の選手です。ジャイアントスラローム成年男子Cで神町自衛隊スキークラブの叶靖長選手が3位入賞を果たしました。また、少年女子では、山下りこぼ選手と遠藤なな選手が入賞しました。

やまがた雪未来国スポは、24日が最終日。クロスカントリーのリレーやジャイアントスラロームの少年男子が行われます。

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