富士川町はプロの大会も開催可能な本格的なスケートボード施設を、富士川の河川敷に整備することを決めました。

　富士川町は「道の駅富士川」の南側に、様々なアクティビティが体験できる河川公園を整備しています。この一角にパリ五輪でも盛り上がりをみせたスケートボードの専用施設を設けることになりました。

　スケートボードの普及を進める関係者らでつくる検討委員会が28日、望月利樹町長に施設の整備内容を提言しました。プロの大会も開催できる県内最大規模の施設を造成することや「セクション」と呼ばれる障害物に町内の間伐材を使うことなどが盛り込まれています。

　委員を務めた南アルプス市の高校生、小田切陽依さんは本格的なスケートボード施設の整備に期待を寄せました。

スケートボーダー 小田切陽依さん
「みんなで楽しめるイベントや大きい大会を開けるようなパークにして、富士川町や山梨県を盛り上げていきたい」

富士川町 望月利樹町長
「この施設からプロ選手、様々な分野で活躍できる多様性を持った人たちが育ってくれることを期待して、整備に向けて全力を尽くしたい」

　町では提言を踏まえ、再来年度中の完成を目指して整備を進めていくとしています。