3年連続"鹿島撃破"なるか 守勢予想も「いいカウンターでゲームマネジメントを」J2甲府が下克上狙う 山梨県
■夏の監督交代 内容は上向きに
今季の成績不振から、コーチだった大塚真司氏(48)が7月、監督に就任。以降、チームは天皇杯を含めて3勝1分け2敗となっています。8月17日の首位・清水エスパルス戦には敗れたものの、堀井氏は大塚監督の目指すサッカーに一定の手応えを感じています。
【大塚監督就任以降の戦績】
J2第23節 ●1-3 vs徳島ヴォルティス(ホーム)
天皇杯3回戦 ○2-1 vsセレッソ大阪
J2第24節 △2-2 vsV・ファーレン長崎(ホーム)
J2第25節 ○1-0 vsザスパ群馬(アウェー)
J2第26節 ○3-0 vs藤枝MYFC(ホーム)
J2第27節 ●0-3 vs清水エスパルス(アウェー)
堀井氏
「(清水戦は)立ち上がりに、かなり前(の位置)から圧力をかけていた。ボランチで(ボールを)奪い、ショートカウンターという形がかなり見せられていた。落ち着いて守備ができている印象。チームとしての積み上げをすごく感じた」
■鹿島に連勝中も…守勢耐え抜けるか
21日に控えるのは、3大会連続となるJ1鹿島との試合。甲府は連勝していますが、間違いなく強敵です。
【2022年 準決勝】
甲府1-0鹿島
【2023年 3回戦】
甲府1-1(PK11-10)鹿島
堀井氏
「(鹿島を相手に)守備の時間が増えると思う。落ち着いてチームとして(マークを)受け渡しながら、距離感を調節しながら、しっかりと守ることができればいいカウンターにつなげられてゲームをマネジメントできる。大塚監督の掲げる『攻守一体』で、今どういう時間でどういうプレーが必要なのか、意思疎通をしっかり図ってチームとして戦うことができるかが大事」
関口主将
「(鹿島は)ハードワークしてくるチームで個々のクオリティーも高い。しっかりリカバリーをして向かっていく準備をしたい。(清水戦で)できたところは継続しながらゴールへ結びつけること。上のレベルのチームは一瞬の隙も逃してくれない。そういった隙を自分たちで修正し、コミュニケーションをとりながら次へ向かっていくだけ」
J屈指のビッグクラブを相手に、甲府は3年連続のジャイアントキリングを果たせるか。初優勝を遂げた2022年以来、2年ぶりとなる8強進出を懸けた試合は21日午後7時にキックオフされます。
(「YBSスポーツ&ニュース 山梨スピリッツ」2024年8月18日放送)