記録的な暑さ乗り越えて…サクランボの名産地・湯沢市三関地区で収穫始まる 出来は上々
県内有数のサクランボの産地・湯沢市の三関地区で、主力品種の佐藤錦の収穫が始まりました。
今年は天候に恵まれ、実の付き具合が良く、甘みが乗ったサクランボに仕上がっているということです。
真っ赤に色づいた初夏の味覚、サクランボ。
湯沢市の三関地区で、主力品種の佐藤錦の収穫が始まりました。
約60アールでサクランボを栽培している農家の藤山真一郎さんも、朝から収穫作業に追われていました。
今年の三関地区のサクランボは、4月下旬の開花の時期に天候に恵まれたことから、実の付き具合が良く、甘みが乗ったサクランボに仕上がっているということです。
ただ、2つの実がつながった双子果が例年より多くあり、去年の記録的な夏の暑さによる雌花の生育不良が原因とみられています。
農家の経験と想定を超えた猛暑の影響がいまなお尾を引く農業の現場。
ようやく迎えた収穫の時期に、農家も胸をなでおろしています。
藤山真一郎さん
「おととしの低温で大不作も経験して、去年の猛暑も乗り越えて、こうやって赤い実をつけてくれて本当にほっとしているとこが本音ですね。序盤から味も糖度ものってきていますので、これからどんどんまたおいしくなりますので、みなさんには最高のサクランボを届けられるようにがんばっていきたいと思います」
平年並みの約80トンの収穫を見込んでいる、三関地区のサクランボ。
今月下旬からは、大玉で甘みが特徴の品種・紅秀峰の摘み取りも始まります。
収穫は来月上旬まで続き、県内や関東などに出荷されます。