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「市政に混乱を招いた責任」副市長が給与の一部の自主返納を表明 鹿角市長のパワハラ問題

2025年1月27日 17:55
「市政に混乱を招いた責任」副市長が給与の一部の自主返納を表明 鹿角市長のパワハラ問題

鹿角市の関厚市長の言動12件がパワハラ=パワーハラスメントにあたるとした第三者委員会の調査結果が市議会に報告されました。

鹿角市議会の中山一男議長は「混乱を招いた責任を取り市長は自ら辞めることが考えられるが、これから議会でいろんな話が出てくるだろう」と述べました。

鹿角市の関厚市長をめぐっては、市が設置した第三者委員会による職員や市長本人への聞き取り、音声データの確認などの調査で12件の言動がパワハラと認定されました。

調査結果についてはホームページでも公表されていますが、鹿角 市は27日、市議会議員にその内容を報告しました。

鹿角市 舛屋修美副市長
「副市長として就任後、ただちにこうした市長のパワハラについて速やかに適切な対応を取らなかったことや、こうしたことによりまして、市政の混乱を招いたことについて責任を取る必要があると考えてございます。そのため、現時点でひとつ給料の一部を自主的に返納したい」

議員から、「いままで市長のパワハラを許してきた組織としての責任」を問われた舛屋修美副市長は、このように述べ、自らの基本給、1か月分の10分の1を自主的に返納する意向を明らかにしました。

一方、現時点で責任の取り方を明言していない関市長について、市議会の議長は。

鹿角市議会 中山一男議長
「本来であればそういうの出てくれば『行政ストップさせた』『混乱を招いた』というので自ら辞めていくとかそういうのが通常の考えられるパターンかなと思ってますけど。前辞職勧告出しても辞めなかった市長ですから、だからどうしようかというのは、これから議会の方々といろんな話がたぶん出てくるのかなと。ただ(新年度)当初予算とかいろんな面の議案がこれから残ってますので、やっぱりその辺を少し考えながらやっていくしかないのかなと」

関市長をめぐっては、おととし12月にも市議会で辞職勧告決議案が可決されています。

関市長への厳しい追及が予想される定例の鹿角市議会は、今週木曜日=30日から始まります。

最終更新日:2025年1月27日 19:26
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