名古屋鉄道4ー9月の連結決算 純利益が過去最高に 鉄道利用客の回復や運賃改定の効果など
名古屋鉄道の今年4月から9月までの連結決算は、鉄道利用客の回復や運賃改定の効果などで純利益が過去最高となりました。
8日、名鉄は今年4月から9月までの連結決算を発表しました。売上は前の年の同じ時期と比べて17.9%増加の3345億円。純利益は約2.2倍の215億円で過去最高となりました。
運賃改定を実施した鉄道やバスなどの交通事業や、分譲マンション販売で引き渡し戸数が増加した不動産事業が好調だったことが主な要因です。
鉄道利用客はコロナ前(2019年度)の同じ時期と比べ、9割ほどまで回復したということです。
今年度の業績見通しについては、売上・純利益ともに前回の公表値を上方修正しました。
観光需要が想定より回復傾向にあることから、旅行やホテルなどのレジャー・サービス事業に加え、交通・不動産事業が順調に推移すると予想しています。