早咲き桜が開花迎える 鶴舞公園でも「桜まつり」の準備着々 花見が待ち遠しい季節だけど…各地で多発する桜の老木化問題 倒木危険でまつりを中止にする町も

春の訪れまであと少し…早咲き桜は開花始まる
3月6日、名古屋市東区では、“ソメイヨシノ”より一足早く咲き始める“カワヅザクラ”の花が、わずかに開き始めていました。
「名古屋市内で一番はやく花見ができる場所」として知られる“オオカンザクラ”の並木道でも、一輪咲いているのを発見! 咲くまでもうすぐ…という色づいたつぼみもたくさんありました。
春の足音が近づく中、“ソメイヨシノ”の名所である鶴舞公園では、つぼみがかたく閉じた状態。開花まではもうしばらくかかりそうですが、園内では3月20日から始まる「桜まつり」にむけて、準備が進められていました。
花見客が入ることで桜の木の生育を妨げないよう、まつり期間中は一部のエリアが立ち入り禁止になります。この日は、お花見のできる開放エリアと立ち入り禁止エリアを分けるフェンスが設置されていました。
鶴舞公園 佐々木辰夫所長:
「サクラの下での宴会は日本の文化でもありますので、鶴舞公園ではサクラの下で宴会をしながらサクラの健康を維持していく」
春がすぐそこまで来ていますが、気になるのは桜の開花時期。
3月5日にウエザーニューズが発表した桜の開花予想によると、東海3県は平年並みかやや早い開花となりそうで、名古屋市の鶴舞公園は3月24日、三重の津偕楽公園は3月29日、岐阜県の恵那峡は少し遅くて4月2日の開花予想となっています。
各地では桜の開花に合わせてライトアップなどのイベントを計画していますが、桜の開花状況によっては期間の変更も視野に入れて準備しているところもあるようです。鶴舞公園でも、去年は開花が遅れて「桜まつり」の期間を1週間延長しましたが、今年も開花が遅れれば延長の可能性があるということです。
今年は菜の花や梅の開花が大幅に遅れたので、桜の開花も遅れるかも…と悩ましいところですが、もっと悩ましい状況になっている町がありました。