救急車が単独事故で全焼 医師など3人がけが 市外へ患者を転送後、一般走行中に 岐阜・下呂市
10日未明、岐阜県下呂市の国道で救急車が沿道のガードパイプに衝突し炎上する事故がありました。
乗車していた医師や救急隊員など合わせて3人がけがをしました。
警察と消防によりますと10日午前5時前、岐阜県下呂市萩原町上呂の国道で、「単独事故で車両から火災発生」と救急車を運転していた隊員から119番通報がありました。
下呂市消防本部・中消防署の救急車が道路わきのガードパイプに衝突した後、炎上し、火は約1時間後に消し止められましたが、全焼しました。
救急車には、医師、看護師、救急隊員の合わせて6人が乗っていて、全員逃げ出しましたが、男性医師(31)、女性看護師(51)、助手席にいた男性救急隊員(34)が足や頭に打撲を負いました。
当時、救急車は下呂市の病院から高山市の病院に患者を搬送した後で、運転していた男性救急隊員は、約100キロを走行していたということです。
現場にはスリップ痕がなく、警察が当時の状況を調べています。