運輸業の求人7カ月ぶり増加 有効求人倍率は全国トップ維持 5月の雇用失業情勢
福井労働局によりますと、今年5月の県内の有効求人倍率は1.92倍と、前の月と比べてわずかに減少しましたが、74カ月連続で全国トップを維持しました。
産業別でみると、運輸業・郵便業の新規求人数が7カ月ぶりに増加していて、ドライバー不足を背景に、タクシーやバス事業者の求人が増えているということです。
芦原温泉の旅館など宿泊業では、新幹線の開業効果が落ち着き、求人が一時減少していましたが、夏休みの観光シーズンを前に増加傾向です。
福井労働局は、雇用情勢について「求人が求職を大幅に上回って推移しているものの、物価上昇が与える影響に注意が必要」としています。