交通死亡事故件数が過去最少に 半数は高齢ドライバーによるもの 県警、免許返納を推進
去年1年間の県内の交通事故死者数は20人で過去最少となりました。一方で、死亡事故のうち半数が高齢のドライバーによるものとなっていて、県警は事故防止に向けて、高齢者の免許返納などを推し進めていく方針です。(2月24日)
県警によりますと、去年1年間の県内の交通事故死者数は20人で、前の年より7人減って、統計の残る昭和23年以降で最も少なくなりました。一方で、死亡事故のうち、高齢のドライバーが事故に対する過失が重い第一当事者となった件数は、全体の半数を占めていて、年々増加傾向にあります。
こうした状況を踏まえて、県警は事故防止に向けて、高齢者に免許返納を呼び掛けるとともに、交通安全に対する指導や取り締まりを強化することにしています。また県内では、信号機のない横断歩道上で一時停止する車の割合やチャイルドシートの着用率が全国と比べて低いことから、さまざまな啓発活動にも力を入れていく方針です。