県内で被災免れる 七尾市所蔵の貴重な“すごろく” 県教育博物館で展示中
展示中のすごろく=23日午前10時、坂井市の県教育博物館
地震で被災した石川県内の博物館が所蔵する貴重な展示品が、地震の発生当時は県内で展示されていて被害を免れました。(1月23日)
坂井市の県教育博物館では、去年12月23日から「すごろく」をテーマにした特別展が開かれていて、全54点の展示のうち14点は同県七尾市の和倉昭和博物館とおもちゃ館から借り受けています。地震発生後は同館としばらく連絡が取れなかったそうです。
■県教育博物館・菅原芽衣さん
「(地震の発生から)1週間過ぎた後に館長と話ができて、ガラスケースなどが全てだめになってしまったと聞きました。こちらでお借りしているものは引き続きこのまま展示して、和倉の皆さんに協力できることはしていきたい」
特別展は3月24日までで、県教育博物館ではその後も状況が落ち着くまで展示品を安全に保管する他、現地の要望も聞いて復旧に向けたサポートも検討したいとしています。