SNSを活用した広告展開は重要 県内の旅館が宿泊客を獲得したケースも

大手企業のコマーシャルを数多く手掛けるCMクリエイターが29日福井市内で講演し、SNSを活用した広告展開が重要だと強調しました。

福井広告協会が開いた講演会には、県内の広告関係者らおよそ80人が参加しました。

講師を務めたのはサントリーのBOSSなど大手企業のコマーシャルを数多く手掛けている電通のCMクリエイター嶋野裕介氏です。

嶋野氏は、県内の旅館がSNSを活用したところ宿泊客が増えたという事例を紹介し、現代の広告業界におけるSNSの重要性を訴えました。

■電通 嶋野裕介氏
「自治体も企業も、SNSを見て来る若い人がたくさんいると日々感じている その中でSNSが得意ではないからと避けるわけにはいかない」

このほか数多くの情報があふれる中、情報の信ぴょう性が試されているとして、テレビや新聞などマスメディアが果たす役割は大きいと強調しました。◇午後2時ごろ・福井商工会議所

この後開かれた福井広告協会の臨時総会では、今年5月15日と16日にフェニックスプラザで開く、全国の広告関係者が集まる「全日本広告連盟福井大会」について議論しました。

大会では、初日に評論家としても知られる脳科学者 中野信子教授が講演するほか、2日目には一乗谷朝倉氏遺跡や恐竜博物館の見学会を行う予定です。