警察が取り逃がし 10か月逃走を続けた男に懲役1年10か月の実刑判決
警察が取り逃がし10か月逃走続けた男に実刑判決(当時の指名手配写真)
福井市内の住宅に侵入し、住人の男性にけがをさせた上、警察が取り逃がしたことから10か月も逃走を続けた男に、福井地裁は31日、懲役1年10か月の実刑判決を言い渡しました。
この裁判は、京都府向日市生まれの住居不定・無職の根縫圭侑被告(30)が2023年6月、福井市内の住宅に侵入し、その場に居合わせた住人の男性の顔を肘打ちするなどしてけがをさせたとして、住居侵入と傷害などの罪に問われていたものです。
根縫被告は事件後、警察が取り逃がし、逃走を続けましたが、新潟県上越市で起こした別の事件をきっかけに去年4月逮捕されました。
福井地裁は判決公判で、根縫被告がこれまでに2度有罪判決を受けていることに触れ、「矯正処遇を受けたにも関わらず犯罪に抵抗はなく、被害者にけがをさせたことも結果は重い」として、懲役1年10か月の実刑判決を言い渡しました。
弁護側は被告の保釈のため即日控訴しました。
最終更新日:2025年1月31日 19:29