「ビデオアート」の先駆者 福井市出身のメディアアーティスト山本圭吾さん(88)が死去
「ビデオアート」の先駆者 福井出身のメディアアーティスト山本圭吾さん(88)が死去
テレビや通信回線を利用した芸術作品「ビデオアート」の先駆者として知られる福井市出身のメディアアーティスト、山本圭吾さんが1月29日に亡くなりました。88歳でした。
山本さんは1936年足羽郡生まれで、高校教諭から美術作家に転身しました。
テレビや衛星通信回線などを使った芸術「ビデオアート」の国内先駆者として知られ、世界の映像作家が参加する「ふくい国際・ビデオビエンナーレ」を1985年から開催したほか、ナム・ジュン・パイク氏(故人)など世界の作家と交流しました。
近年は、インターネットを使って世界中の作家とつながる作品を発表するなど、福井を拠点に芸術と通信の融合を追い求めました。
2014年に文化庁のメディア芸術祭功労賞を受賞したほか、映像教育者として京都精華大学教授などで指導にあたりました。
最終更新日:2025年1月31日 15:41