食の体験をウェルビーイングにつなげたい 若手社員が農業や漁業の現場で学びを深める
食の体験をウェルビーイングにつなげようという活動が9日小浜市であり、企業の若手社員たちが前向きな生活や自身の成長につなげるヒントを探っていました。
ウェルビーイングとは身体的・精神的・社会的にも良好な状態を表します。
東京や大阪の企業や小浜市役所に勤務する若手リーダーたち21人は、小浜市田烏でマサバの養殖いけすを見学し、企業の代表者から漁業の現状を踏まえた課題解決に向けた思いを聞きました。
また小浜美郷小学校も訪れ、校区で採れた食材を優先的に利用する「地場産学校給食」の取り組みを視察し、試食もしました。
小浜市は20年以上前から食のまちづくりを進めています。参加者たちは、小浜の漁業や農業、食育といった非日常の体験を通して、自身の成長や職場でのリーダーシップに生かすヒントを探っていました。
参加者
「いろんな人と交流というか、接点を持つことができているという時点で、すごく有意義に過ごしている」
「生き生き前向きに生きている状態というのがウェルビーイングで、そのために食というものがなくてはならないものかなと 私の人生のキャリアを考える上で学びもある」
参加者は10日まで小浜に滞在し、定置網漁を体験するほか、農業の現場も視察して、ウェルビーイングについて学びを深めることにしています。