漁港の整備めぐり国への補助申請忘れる 福井県4億円超自腹負担か
漁港を整備する際の国の補助金をめぐり、県が請求手続きを怠ったため、約4億6000万円を受け取ることができないおそれが出ています。
県の関係者によりますと、水産庁が設けている、漁港の防波堤や船着き場などの整備に向けた補助金について、県の担当課が、昨年度実施した分の請求を忘れ、約4億6000万円が県の負担になる可能性があります。
県は 昨年度、複数の漁港で行った整備事業で、かかった費用のおよそ半分を国の補助金でまかなう計画でした。
担当課の職員が、締め切り日の今年4月30日に請求を忘れたことに気づいたもので、補助金をなんとか受け取ることができないか水産庁と協議を続けているということです。
県はこの件について、来月1日に開かれる県議会の産業常任委員会で報告したいとしています。