高校生がVR技術駆使して越前打刃物の魅力を発信へ 工房の臨場感と職人の道具もつぶさに紹介
若い力で観光誘客を後押しします。越前市の高校生が、VR・バーチャルリアリティーの技術を使って、越前打刃物の工房などを紹介するコンテンツを制作して、世界に魅力を発信します。
この取り組みは、普段は入ることのできない越前打刃物の工房の臨場感を体感してもらおうと、武生商工高校の3年生9人が課題研究で取り組んでいるものです。
23日は、越前市のタケフナイフビレッジで、空間を360度撮影できるカメラなどを使って、工房や店舗を念入りに撮影しました。
VR・バーチャルリアリティーの技術を使うことで、インターネット上で、実際に工房を歩いているような体験ができるほか、職人が使う道具をクリックすると詳しい説明が表示されるようなモードも用意するということです。
武生商工高校 電気情報科3年 弥氏夢人さん
「伝統産業の細かい場所は見づらい所もあるので、今回の企画を通して、この産業はどういったところが魅力か知ってもらって、観光客が訪れやすい状況になると思う」
撮影した映像は編集したのち、12月ごろにタケフナイフビレッジのウェブサイトで公開されるということです。