防犯カメラで見ているぞ コンビニエンスストアで万引き防止へフロアにシートを設置
万引き被害が後を絶たない福井市内のコンビニエンスストアでは、心理的に犯行を抑制させるフロアシートを設置して被害を防ごうとしています。
店内に入るとすぐ目に入る「防犯カメラピント調整」の文字。万引き被害を防止する新たなアイテムです。
このフロアシートは防犯カメラの存在を知らせ、心理的に犯行を抑制するのが狙いで、福井署管内の92店舗に設置されます。
■福井地区コンビニエンスストア防犯協会髙瀬優会長
「物価も上がり、少しでも経費を抑えたい中で、万引きが増えると経営が圧迫される 今回の床シートで効果が出れば」
ところで、今年9月までの県内の万引きの認知件数は459件で、去年の同じ時期と比べて103件増えていて、警察ではこうした取り組みで被害防止につなげたいとしています。
コンビニ業界では、万引き被害が大きいことから経営をあきらめる店もあります。
なお愛知県でも同様の万引き防止対策で被害が30パーセント減ったケースがあるということです。