福井のコンビエンスストアが食品スーパーに価格で対抗 小売り競争激化で新たな挑戦
ドラッグストアの台頭など、小売り競争が激化する中、福井県内でコンビニエンスストアを展開する会社が、価格をスーパー並みに抑えるという新たな挑戦を始めています。
記者
「弁当の品揃えを充実した店内だが、麺類やサラダと並んで旬のブドウたくさんある 中にはシャインマスカットも 値段1000円を切っていてスーパー並み」
県内に5店舗を展開する大津屋のコンビニエンスストアオレンジBOXでは、店内で手作りする弁当や総菜はそのままに、8月から、精肉や果物などの品ぞろえを増やし、食品スーパー並みの価格で販売しています。例えばカップラーメンは以前に比べ90円ほど値下げしています。
買い物客
「もやしなんかはスーパーとほとんど値段が変わりない 今度からよく見ようと思う」
オレンジBOXは生鮮食品の強化に伴い、全国のおよそ1700のミニスーパーなどが加盟する「全日食チェーン」と取引を始めました。
仕入や設備投資などを共同で行うためコストが削減でき、仕入れ価格を抑えて、品揃えを増やすことができたということです。
大津屋 岡本幸一さん
「最近ドラッグストアが進出してきたし、競合店が多くなったので、今までのコンビニ価格では難しいというのは感じていた」
今後は地元生産者との連携を強化し、果物や鮮魚などの品揃えをさらに充実させたいとしています。