ハナエチゼン新米の相対価格が4割アップ 生産コスト高止まりとコメの需給ひっ迫影響
農林水産省が今年9月の新米の相対価格をまとめ、県内産の銘柄は、去年と同じ時期と比べて3割から4割アップしました。
相対価格は、コメを集荷するJAなどが卸売業者に売り渡す価格のことです。
農林水産省のまとめによりますと、県内産の早生ハナエチゼンで、玄米60キロ当たり1万9343円と、前年と同じ時期と比べて4割高くなりました。
またコシヒカリは2万395円で34パーセント高くなりました。
なお全国の銘柄の平均は2万2700円で、前年同月比で48パーセントアップし、調査開始以来2万円を超えたのは初めてです。
これは、資材や肥料の価格など生産コストの高止まりに加え、コメの需給のひっ迫で、生産者に支払う買取価格が上昇したということです。
なお総務省が発表した9月の全国消費者物価指数で、コメ類は前年同月比で、44.7パーセントアップし、49年ぶりに高い上昇率となっています。