ハナエチゼンの内金 玄米60キロ当たり1万4800円 前年より2割強アップ 家計負担増加
ハナエチゼンの内金が2割強アップ
JA福井県は26日、早生のハナエチゼンの新米の内金を1万4800円と前年より2割以上引き上げました。コメの需要が高まり、現在卸売り価格が上昇していて、実りの秋に家計に重くのしかかりそうです。
「内金」は、JA福井県が集荷するにあたって生産者に仮払いするもので、作付け状況や需給バランスを判断して理事会で決めました。
それによりますと、早生のハナエチゼンが玄米60キロ当たり1万4800円と、前の年に比べて3600円アップしました。
コメの卸売価格は、去年夏の記録的な猛暑の影響で高温障害が起きたり、インバウンド需要の高まりで品薄になるなどして高値となっています。
また、今年はコメどころ山形県など東北地方で記録的な大雨があり、農業への被害が懸念されています。
なおハナエチゼンは高温で出穂が早まり、8月のお盆前に収穫が始まる見込みで、JAではコメの品質維持のため刈り遅れに注意するよう呼び掛けています。