夏に味わえる“新そば” 丹南地区で「夏そば」栽培始まる 秋との二期作などで生産率アップ
丹南地区で「夏そば」の栽培が始まりました。JA越前たけふが新たに手掛けるもので「キタワセソバ」という品種を用い、秋との二期作などで生産率アップを図り、新たな集客にもつなげます。
これまで市内の農家では、秋のシーズンを中心にそばや大麦などを栽培していて、夏になると100ヘクタールほどの農地が余っていました。JA越前たけふでは、農家の所得を増やそうと、こうした遊休農地を活用し、今年から二期作や二毛作を進める計画です。
■リポート・嶋田拓真記者
「越前市の田園風景が真っ白のそば畑となり、北陸新幹線から見渡せます」
越前市のファーム中平吹では22日、15ヘクタールの畑に夏そばの種をまきました。農家は新たな収益源として期待を寄せています。
■栽培農家
「夏と秋にとればお金にもなるし、仮に失敗しても2回失敗はないと思う。冬になれればカニを食べに来るだろうし、夏場におろしそばに食べてきてもらうのもいい」
夏そばは福井市や坂井市でも栽培されていて、JA越前たけふでは越前市や南越前町で栽培を始め7月から収穫。8月上旬には市内のそば店18店舗で新そばが味わえるということです。