県内企業の賃上げ、過去最高水準 平均1万5331円アップ 9割以上の組合でベア獲得 連合福井まとめ
長引く物価高騰が家計を圧迫する中、この春の県内企業の賃上げ額は平均でおよそ1万5000円アップとなりました。1989年の連合福井の結成以来、過去最高の水準で、前の年と比べた上げ幅も最大となりました。
連合福井によりますと、今年の春闘ですでに回答・妥結した71の労働組合のうち、9割以上の66の組合でベースアップしました。組合員1人当たりでは、去年より4461円高い平均1万5331円、率にして5.3パーセントの賃上げです。
経営側は人材確保のために賃上げに踏み切ったものの、物価高騰には追い付いていないのが実情で、連合福井は価格転嫁などによって持続可能な賃上げを進めていく必要があるとしています。