福井の風の風物詩 水ようかん作り始まる 黒糖の昔ながらの優しい甘さ 福井市の老舗菓子店、早朝から大鍋でぐつぐつ 新幹線客も持ち帰れる保冷バッグも用意 ピークの年末年始には1日8000箱製造
変わらぬ冬の味を届ける=1日午前9時半ごろ、福井市照手・えがわ
11月がスタートし、福井市の老舗菓子店では水ようかん作りが始まり、店頭に並ぶと次々と客が訪れて、福井の冬の味を買い求めていました。
福井の冬を代表する味覚のひとつ「水ようかん」滑らかな口どけとともに、上品で優しい甘みが特徴です。
福井市の老舗菓子店では1日から販売が始まり、待ちわびた客が早速買いに訪れていました。
■関西にいる2人の孫に送る女性
「自分たちも好きだから孫も食べたいだろうと思って。今は福井にいないから、福井のことはいつまでも思っていてほしい」
昭和12年の創業以来、無添加にこだわった一品は、日持ちしにくいことから寒い冬がシーズンで、観光客らの持ち運び用に保冷バッグも用意しています。
■えがわ 江川真紀子専務
「越前がにとか越前おろしそばとかあるので、その後にスイーツで水ようかんと言ってもらえるとうれしい」
水ようかんの製造・販売は、来年3月末まで続けられ、ピーク時の年末年始には1日8000箱が作られるということです。
最終更新日:2024年11月1日 15:00