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勝山市に「福祉避難所」開設 介護支援必要な高齢者受け入れ 県内自治体では初

2024年1月30日 18:46
勝山市に「福祉避難所」開設 介護支援必要な高齢者受け入れ 県内自治体では初
輪島市から避難してきた人たち=30日午後2時・勝山市片瀬町

勝山市が能登半島地震で被災した高齢者などを対象にした「福祉避難所」を、市民交流センターに開設しました。介護などの支援が必要な高齢者を中心に受け入れる予定で、この地震に関連した福祉避難所の開設は県内の自治体では初めてです。(1月30日)


受け入れ初日の30日は、輪島市内の福祉避難所に身を寄せていた75歳から100歳までの男女合わせて6人が、自衛隊の車両で勝山市の市民交流センターに2次避難をしました。

■輪島市から避難 村上はなさん(100)
「私のうちが空けば(留守になる)心配です。ちょっとぐらい地震があっても負けないです。ははは」

輪島市では断水が続き衛生環境が悪化する中、現地で支援活動を続ける県内の医療法人が勝山市に相談を持ち掛け、避難所の設置が実現しました。

■医療法人オレンジグループ 池口亮医師
「向こう(輪島市)の避難所で関わった人がほとんどなのですごくほっとしている気持ちが一番大きい。能登の人がまた次に進むための中継地点だと考えています。元気になってもらえるような場所になるといいなと思っている」

同センターには2月2日にも、同じ輪島市の福祉避難所から6人が避難してくる予定です。

勝山市では、コロナ禍で利用を中止していた風呂も設備の点検をした上で使えるようにする予定で、被災者の心と体のケアを充実させます。

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