福井が誇る伝統工芸の美しさ再発見 桂由美さんが手がけた越前和紙のドレスを越前市で展示
今年4月に亡くなった世界的デザイナー、桂由美さんが手がけた越前和紙のドレスが越前市で展示されていて、福井が誇る伝統工芸の美しさをアピールするとともに可能性を感じさせます。
波のように広がるシルエットが演出する優雅なたたずまい。1枚1枚すいた和紙でフレアスカートを表現した1着は、今年4月に亡くなった世界的デザイナー桂由美さんが手がけたドレスです。
越前市の紙の文化博物館では、桂さんが2002年から2015年にかけて製作・発表した「和紙ドレス」9着を展示していて、県内初公開の作品もあります。
使われている和紙はすべて越前市の長田製紙所がドレス用にすいた紙で、世界からも高く評価された越前和紙の可能性を、鑑賞に訪れる人たちに訴えています。
兵庫県から訪れた観光客
「こんな染め方ができるのか紙で この染めはびっくりした 着て歩いたら印象が違うだろう」
大阪府から訪れた観光客
「完全に『和』というのが出ていて素敵 違う世界 ウエディングドレスは白のイメージしかなくて、目の保養になった」
桂由美さんの手掛けた「和紙ドレス」は12月9日まで展示されています。