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本物の運転台で運転士体験 “運転シミュレーター”登場、鉄道好きの心くすぐる 福井鉄道・鉄道ミュージアム

2024年4月9日 18:53
本物の運転台で運転士体験 “運転シミュレーター”登場、鉄道好きの心くすぐる 福井鉄道・鉄道ミュージアム
本物の運転台で運転シミュレーター体験=9日午前10時ごろ、越前市内

越前市にオープンした福井鉄道の鉄道ミュージアムに、鉄道好きの心をくすぐる新たな目玉が登場しました。本格的な設備で、運転士気分を味わえます。

■リポート・坂本優太キャスター
「越前市の北府駅鉄道ミュージアムです。こちらの車両の運転台を使ったある貴重な体験が今月末にスタートします」

福井鉄道福武線で1997年から2018年まで運行していた「モハ602」。引退後は車庫で留置されていましたが、新幹線開業に合わせて昭和初期の“福鉄カラー”に塗り替えられ、鉄道ミュージアムの新たな目玉として生まれ変わりました。

■福井鉄道 鉄道事業本部鉄道営業部 白崎正臣係長
「これはマスコンと言いまして、車で言いますと”アクセル”の代わりになるもので、本物のマスコン。こちらが車でいう”ブレーキ”のブレーキレバー。こちらも本物。本物のマスコンとブレーキレバーを使って福井鉄道福武線を運転できるシミュレーターです」

運転士気分を味わえる運転シミュレーター。越前市のたけふ新駅から福井市の田原町駅までのおよそ20キロの走行体験ができます。初級と上級の2つの運転モードがあり、まずは腕試しに初級に挑戦です。

■リポート・坂本優太キャスター
「出発進行!!音がリアルですね」

初級モードでは、モニター画面に速度メーターや次の駅までの距離が表示され、ゲーム感覚で操作できます。

■リポート・坂本優太キャスター
「音もリアル。ブレーキの”プシュー”という空気音が鉄道ファン心をくすぐりますね。全てにおいてリアルにできています」

■福井鉄道 鉄道事業本部鉄道営業部 白崎正臣係長
「福井鉄道と言えば、鉄道線だけでなく路面電車も運転する2刀流の運転を行っているので、今度は上級で路面電車区間にチャレンジしていただきたい」

上級モードでは、速度や駅までの距離がモニターに表示されず、実際の速度計を注意深く見ながら運転します。制限速度を超えて信号機や急カーブに入りますと、自動列車停止装置「ATS」が作動します。

■リポート・坂本優太キャスター
「速度メーターがゼロに近づいて今、列車が停車しました」
「このリアル感がグッと楽しさをひきつけます」

運転シミュレーターは4月28日に鉄道ミュージアムで開かれるイベントでお披露目されます。

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