【台風10号】2日にかけ県内最接近　大雨に伴う土砂災害などに注意･警戒を　このあと熱帯低気圧に

台風10号の影響で、県内は2日(月)にかけて大雨となる見込みで、福井地方気象台では、土砂災害などに注意･警戒するよう呼びかけています。

台風10号は31日(土)午後3時現在、和歌山県潮岬の南東およそ60キロにあって、1時間に15キロの速さで東南東へ進んでいます。この後、熱帯低気圧に変わり、2日にかけて県内に接近する見込みです。

福井市内の水田では、収穫を控えたコシヒカリの稲の状態を見て回る農家の姿もありました。

■農家
「(収穫は)来週ですね。これ以上つぶれると本当に困る」

一方、敦賀駅は東海道新幹線の一部運休を受けて、30日に続いて31日も北陸新幹線でう回する乗客の姿がありました。

■大阪から東京へ帰る人
「北陸新幹線がなかったら、どうやって帰ればいいか分からない状況だった。かろうじて(う回できて)良かった」

31日午後6時から9月1日午後6時までに降る雨の量は多い所で、嶺北･嶺南ともに60ミリの予想です。また、9月1日午後6時から2日午後6時までに降る雨の量は多い所で、嶺北･嶺南ともに150ミリの予想です。

なお、雨雲が予想より発達したり停滞したりした場合は、警報級の大雨となる可能性があり、気象台では注意を呼び掛けています。