アルツハイマーの新検査を整備 治療薬「レカネマブ」の投与可否を判断 県済生会病院
県済生会病院は「アミロイドPET」と呼ばれるアルツハイマー病の新たな検査ができる体制を整備しました。検査で軽度のアルツハイマー病と診断された場合は症状の進行を遅らせるとされる治療薬「レカネマブ」の投与につなげます。(2月5日)
がんを調べる際に使われる「PET検査」を活用したもので、アルツハイマー病の原因物質である「アミロイドβ」が蓄積されているかどうかを脳内の画像を撮影して調べます。検査は完全紹介予約制で、医師の診察や認知機能のテストを受ける必要があります。
■県済生会病院 脳神経外科 高畠靖志主任部長
「比較的症状が進むと介護が必要になった方が、少しでも有意義な生活を送れる時間が長くなるということで多くの方に貢献できるかなと」
県済生会病院では今月上旬にも、患者の検査を始める予定です。