合併の効果は2030年度に60億円 福井銀行と福邦銀行が株式交換契約を締結
福井銀行グループは10日の取締役会で、福井銀行と福邦銀行の間で株式交換契約を締結しました。両行の割り当て比率は福井銀行「1」に対し福邦銀行「0・038」となっています。
福井銀行は現在、福邦銀行のおよそ57%の株式を保有していますが、来月の福邦銀行の株主総会で承認を得られれば、10月1日に福邦銀行の株を全て取得し、完全子会社化します。
グループでは経営統合の実現と、シナジー効果の最大化に向けて動きを加速させる考えで、合併によって2030年度には年間60億円以上の効果があると見込んでいます。
なお福井銀行グループの決算は、一般企業の売上高にあたる経常収益は554億2300万円と前の年度に比べ0.9%増え、増収増益となりました。