「中学校でスポーツ・文化活動をしたい」8割 福井市の児童は休日部活動の廃止にも関心あり
福井市では中学校の休日の部活動が令和8年度から廃止されることが決まっています。こうした中、市内の小学生の8割強が中学生になってから「スポーツなどの活動に取り組みたい」と考えています。
福井市は今年6月、市内の公立小学校の4年生から6年生に地域クラブ活動についてウェブで意識調査を行い、5787人から回答がありました。
この中で83.2パーセントの児童が「中学生になってからもスポーツや文化芸術活動をしたい」と考えていて、このうち45.3パーセントの児童は「現在とは違う活動をしたい」と答えました。
このうちスポーツ活動で人気があるのはバドミントン・バレーボール・バスケットボールの順になっています。
また文化活動では、家庭 クッキング・ピアノ エレクト―ン・美術 工芸の順になっています。
一方、令和8年度から、中学校で休日の部活動をしないことについては、42.8パーセントの児童が「知っている」と答えました。
ところで、部活動の地域移行が課題となる中、市では保護者の意識も調べ、3190人から回答を得ました。
子どもがスポーツなどの活動をしている保護者に困りごとをたずねたところ、「送迎の負担」が36.7パーセントと最も多く、ついで「月謝など家計の負担」が21,3パーセントありました。
また地域クラブ活動の月謝はいくらくらいが妥当かたずねたところ「3000円以内」が35.2パーセントで最も多く、ついで5000円以内が31.5パーセントとなりました。月謝はおおむね3000円から5000円が妥当ととらえているようです。
このほか地域クラブ活動について「練習時間」や、「活動場所までの送迎」についての関心が高くなっています。