「オールインクルーシブ」という言葉をご存じでしょうか。チェックインからチェックアウトまで、追加料金なしで全てのサービスが受けられるもので、このシステムを導入する宿泊施設が県内でも増えています。全国的にも人気のシステム。その魅力を取材しました。
甘いフィナンシェやサブレに、バリエーション豊富なアルコール。これらは全て、宿泊料金に込み込みのサービスです。
チェックインからチェックアウトまで、追加料金なしで全てのサービスが受けられる「オールインクルーシブ」。県内でもこのシステムを取り入れるホテルや旅館が増えていて、あわら温泉のホテル八木でも去年9月に導入し、サービスの内容を充実させています。
もちろん夕食は食べ放題･飲み放題！宿泊客は何度もおかわりしていました。
■宿泊客
「気兼ねなく、いろんな事が楽しめてすごい楽しい」
■宿泊客
「ホテルの中でやることがいっぱいある。子どもも小さいので外に出かけるのもちょっとなという時も、この中で過ごして楽しめる」
おいしい食事の後は、バリエーション豊かなアルコールを無料で用意。またパティシエ手作りのスイーツもズラリと並び、庭の美しい景色を楽しみながら、ゆったりとした時間を過ごすことができます。
■ホテル八木 八木司代表取締役
「施設内で追加で払うのは割高に感じたり、まだまだあるかなと思う。旅館の中、施設の中でわずらわしいことなく楽しんでもらえるというのが1番の特徴、違いではないか」
さらに、オールインクルーシブは館内のサービスだけにとどまりません。
市内の美術館･金津創作の森と協力し、多彩な企画展の入場料も無料に。また、市内周遊のレンタサイクルも宿泊客なら無料で利用できます。
全国的に広がる「オールインクルーシブ」のサービス。導入した訳を聞きました。
■ホテル八木 八木司代表取締役
「旅を探すキーワードの中で、人気急上昇のキーワードとなっているのは間違いない。我々の施設は旅館の中でゆっくり過ごしてもらうのが1番の軸」
インバウンド客の誘致にも期待を寄せています。
■ホテル八木 八木司代表取締役
「インバウンドの方だと2～3泊が一般的な過ごし方。国を越えて、本質的にゆっくり過ごす、贅沢な時間を過ごすということが、インバウンド客にも突き刺さっているのではないか」
県内でも広がるオールインクルーシブ。財布を気にせず、非日常を味わえるサービスが宿泊客の満足度をより高めているようです。
