九頭竜川で大規模水防演習 福井豪雨から20年 約1000人が参加、防災への意識高める
福井市の九頭竜川河川敷で25日、大規模な水防演習が行われ、国や県それに消防など37の関係機関からおよそ1000人が参加して、激甚化する自然災害に備えました。
演習は嶺北地域に警戒レベル5に相当する1時間に100ミリの大雨が襲ったとの想定で実施され、県内での開催は12年ぶりとなりました。
参加者は家屋や車に取り残された被災者の救出や救護をはじめ、河川の漏水の拡大を防ぐための土のう積みなどの訓練を行い、万一の事態に備えました。
■国土交通省 堂故茂副大臣
「予測ができない線状降水帯の発生は恒常的になっている。訓練を積み重ねていくことが大事」
今年7月で福井豪雨から20年の節目を迎え、参加者は2時間以上に渡る訓練を通して、改めて防災への意識を高めていました。