特別国会召集で初登院 県内4議員、胸には“議員バッジ” 有権者との約束の実現へ
先の衆院選を受けた特別国会が召集され、県内の新人議員も初登院しました。それぞれの胸には、県民や国民の負託を受けた証の「議員バッジ」。有権者との約束の実現へ決意を新たにしていました。
■立憲民主党 辻英之議員
「父は昔、四半世紀前、ここ(国会)で頑張っていて。兄が見ることのできなかった景色を見に行きたいと思っている」
福井2区で初当選を果たした立憲民主党の辻英之議員。父・一彦さんと兄・一憲さんの遺志を継ぎ、国会議員としてのスタートを切ります。
■リポート 藤原百花記者
「午前8時です。正面の門が今、開きました。新人議員が一礼して中に入っていきます」
朝一番の開門と同時に議事堂に足を踏み入れ、国会議員の証である「議員バッジ」を胸に付けてもらいました。
■立憲民主党 辻英之議員
「信託を得ている強い思いを背に受けたなと思う。それを象徴するものと思っていますので、浮つくことなく、しっかりと向き合っていきたい。嶺南の議員ということもあるので、与野党関係なく、福井の課題に向き合っていきたい」
比例代表で初当選を果たした立憲民主党の波多野翼議員は、国会議員としての第一歩を踏み出す様子をSNSで生配信。開門と同時に国会に足を踏み入れました。
■立憲民主党 波多野翼議員
「すごいしか言えない。ここから頑張ります。辻さんはすたすた行ってしまった。僕は物怖じして止まる。でも行ってきます。頑張ります」
■立憲民主党 波多野翼議員
「自分に7万票入ったという重みがここにある。それ以上の皆さんの期待を、改めてバッジがついたことで感じられた。福井の人の声をしっかり反映させていかないといけない。今まで通り、波多野翼として、たくさんの人と話して、政策を一緒に作っていきたい」
保守王国・福井で有権者の期待を背負って初当選を果たした2人。国政の場での活動がスタートしました。
■自由民主党 稲田朋美議員
「何回も登院やっているはずなのに、今回は特別な感じがする。やはり大変厳しい選挙でもあったし、自民党自体も大変厳しい結果もあったので、原点に戻って頑張っていきたい思いでいっぱい」
7期目の当選を果たした自民党の稲田朋美議員。永田町の中で、これまで以上の存在感を示す活躍が期待されます。
■自由民主党 稲田朋美議員
「過半数割れしている中で、全てが与党だけで決めれることではなくて、もちろん野党の意見も聞く。わが県では、新しく元職の人も含めて当選しているので、県内の意向を吸い上げて進めていくことが重要だと思う。今から山場を迎えるが、新幹線の認可・着工。できるだけ、その建設期間を短縮していくことに尽力していきたい」
3年ぶりに国政復帰を果たした日本維新の会の斉木武志議員。県議会議員の経験も生かして、県民の声を国政に届けたいと意気込んでいます。
■日本維新の会 斉木武志議員
「課題をいっぱい吸収してきた。県議会議員として福井の固有の問題特急の課題であるとか、国政で発言できるのはいい土台ができた。野党第二党なので、まさに政府に我々の要求も飲ませることができる。福井に予算つけたり、福井の課題を吸い上げて、霞が関を動かしたりとか簡単にできる」
県民の代表として国政の舞台に立つ4人。国政の課題はもちろん、新幹線延伸やエネルギー政策など、県政の課題にどのように道筋をつけるのか。その手腕が問われます。